保険について

2024年12月2日から、健康保険証の新規発行が終了予定であり、マイナンバーカードと健康保険証を紐づける方が増えています。
しかし、総務省によると、9月末時点でマイナンバーカードを持っている人は75.2％にとどまり、約4人に1人はまだマイナンバーカードを取得していない状況です。
「12月以降、保険証はどうなるのか？」について、状況ごとに確認してみましょう。

マイナンバーカードやマイナ保険証を持っていない場合

従来の健康保険証は、有効期限内であれば最長で2025年12月1日まで使用できます。
その後も、自治体や健康保険組合などから発行される「資格確認書」を使えば、最長で5年間は保険証の代わりとして利用できます。
「資格確認書」は、しばらくの間は申請手続きをしなくても自動的に交付される予定です。

マイナ保険証を持っている場合

従来の保険証とマイナ保険証の両方を持っている場合、2025年12月1日まではどちらも使えます。その後は従来の保険証が使えなくなり、マイナ保険証に一本化されます。

ただし、医療機関や薬局にカードリーダーがない場合や、停電などでマイナ保険証が使えない場合に備え、今年9月頃に「資格情報のお知らせ」が保険証の発行元から送られています。
マイナ保険証を持っていても、何らかの理由で使えない場合、この「資格情報のお知らせ」を代わりに使えるので、必ず破棄せずに保管しておきましょう。

医療機関の受診時に利用できるカード類

まとめ

2024年12月2日から、新たに健康保険証の発行が終了し、「マイナ保険証」の利用が進むと予想されています。
しかし、従来の保険証は最長1年間使用でき、さらに最長で5年間は使用できる「資格確認書」も発行されるため、変更点をしっかり理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。